遠赤外線サウナって?低温60℃でほんとに汗かくの?

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遠赤外線サウナ、低温サウナとは

いきなり自分ごとではありますが、遠赤外線サウナというものを知らなかった私は、初めて遠赤外線サウナという商品を知って仕様を見たとき、最高温度60℃と知って『そんな低温のサウナじゃ全然あったかくならないじゃないか!』と呆れ、導入の検討には全く値しない品物とレッテルを貼りました。

ところがしばらくして、当店にサウナを導入しようと本気で色々調べ始めたところ、高温サウナと共に遠赤外線サウナを販売している神戸メディケアという会社に出会い、ショールームにも出向いて実際に体験させてもらったりして比較検討しているうちに遠赤外線サウナの虜になりました。

遠赤外線は輻射熱といって電磁波が体や水などの物体に当たることにより熱を発生します。いきなり難しいことを言いまして申し訳ございません。
もう少し簡単に言いますと、遠赤外線パネルを体の前に置くと、パネルと体の間の空間(空気)は55℃以下の低温にしか上がらないにもかかわらず、からだの内は熱せられ大量発汗を促します。

一方、一般的なサウナはストーブにより作られる対流熱によって空間(空気)の温度を上昇させて、その空気と触れている肌に伝導する熱により体の外側(つまり皮膚)から温められて、体内部まで伝導して体の芯を温めます。このため、体の芯をしっかり熱くして大量発汗を促すためには室温を100℃前後の高温にする必要があります。

当店に導入した遠赤外線サウナ

当店にはNatural SPA Compactという商品を置くことにしました。

商品価格が一番低かったということもありますが、狭い当店のスペースを無駄にせず、ユニット内の温め効率高さも小さい方が良いと判断しました。

実際中に入ってみると、サウナ体験中はじっとして汗が出るのを待つものなので、それほどスペースの必要性はなく、身長185cmの私でも窮屈には感じませんでした。

サウナブース内、前後左右ぐるっと遠赤外線パネルで囲まれていて、足首より顔下あたりまで体全体に遠赤外線の輻射熱が当たるようにできています。

しかも足を置く床部分には岩盤浴タイルまで配置してあり、まさにつま先から首元まで温められます。

温度設定・タイマーや、部屋のカラーセラピーライトや読書ライトの調節が操作パネルはユニット内にもあり、入室したままいつでも自分の好きな設定にすることができます。

さらに詳しいことは神戸メディケアさんのHPもご覧ください。

利用体験レポート

いきなりですが、サウナブースに30分ほど入ってから出た直後、大汗をかいているのにだるさや頭がボーとした感じをほとんど感じません。これは普通の高温サウナはもとよりお風呂に入った後必ずと言っていいほど感じる感覚だったので、良い驚きでした。この感じは何回か入った後、毎回同じでした。

改めて理由を考察してみると、遠赤外線パネルは高身長の私の場合首の下というより肩の下までであるため、頭に輻射熱が直接当たらない、という事が大きいかと思います。

もちろん私より背の低い人には顔や頭に輻射熱が当たってしまう方もいるかと思いますが、サウナハットを被ったりタオルを巻いたりして対策するのがお勧めです。

また、汗をかき始めると汗により体温が下がることを感じます。低温サウナのため汗自体は高温にならず汗本来の役割である体温の調節に役立っています。体が感じる暑さとは裏腹に汗はどんどん噴き出ます。まさに体の芯で輻射熱が発生しているという証拠かなと思います。

サウナの温度設定を最大の65℃に設定すると、赤外線パネルが常時ジリジリ輻射熱を発しているのを感じます。温度を下げると輻射熱を出している時間が周期的になり暑さが緩みます。入室直後に最大温度設定にしたとき、少々熱のキツさ、苦しさ、息苦しさを感じました。心臓などに不安のある方は最初50℃などキツさを感じない温度に設定し、体があったまったら徐々に上げていくことが良さそうです。

私個人の場合は最大温度設定にしないとなかなか大汗までは出ませんでした。10分ぐらいかけて体を慣らし10分間最大温度設定で大汗をかいてスッキリして出る、というのがお気に入りの入り方となりました。

当店には水風呂に入れるように桶も置いてありますが、先ほど申し上げましたように、のぼせやふらつきはほとんど感じないため、水風呂に入りたいという欲求はあまり感じませんでした。少し冷たいシャワーを浴びるぐらいで十分クールダウンできました。

これなら体に負担が少ないため、毎日でも入れます。

入った後の体の強張りや痺れ、コリの改善はしっかり感じ、疲れが取れた感じははっきり感じました。

デメリットは?

サウナといえば『整う』が大きな目的とされているようですが、正直なところ遠赤外線サウナではこの感覚は感じないでしょう。

個人的な観点ではありますが、『整う』とは別境地に昇天することだと思います。遠赤外線サウナは頭が冴えた状態を持続するので昇天することはないでしょう。

また、フィンランド式サウナで人気を得ている『ロリュウ』もできません。そもそも炉がないのですから仕方ありませんね。遠赤外線サウナはドライです。これはどうしょうもありません。

その他、またデメリット見つかったら報告したいと思います。

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